Meeting市場は回復、しかし運営を支える人材は不足

Events Industry CouncilとOxford Economicsの調査によると、2025年には世界のBusiness Eventに延べ16億5,000万人が参加し、直接支出は1兆3,000億ドルに達しました。これは2019年を12.2%上回る規模です。

また、2025年第4四半期には、Business EventのRFP件数が2019年比102%、ホテルのGroup Room Nightsが97%まで回復しました。企画や見積依頼だけでなく、実際の宿泊を伴うMeetingやEventの実施も、パンデミック前の水準へ近づいていることが分かります。

Reference: EIC Releases 2026 Global Economic Significance of Business Events Executive Summary

一方で、市場の回復に対して運営を担う人材は十分に戻っていません。ホテルや会議施設など受け手側だけでなく、企業内でMeetingや Eventを企画・運営してきた経験豊富なCorporate Meeting Plannerを社内で確保することも、人材流動や組織体制の変化などにより難しくなっています。その結果、限られたリソースで高品質なプログラムを実現することが、多くの企業に共通する課題となっています。

リモートワークの定着により希薄になった組織内のコミュニケーションを再構築する場として、「リアル」なイベントへの期待は、主催者・参加者双方においてこれまで以上に高まっています。だからこそ、一つひとつの機会を戦略的に設計・運営し、企業活動として最大限の成果につなげることが重要になっています。

CMP人材不足に悩む様子

Corporate Meeting Management(CMM)とは

Corporate Meeting Management(CMM)は、企業が開催する会議やイベントを、経営目標や事業目標の達成のために、企画・調達・実施・運営・効果測定・評価までを一元的かつ戦略的に管理するマネジメント手法です。

そのためには、目的設定や予算管理、会場選定、参加者管理はもちろん、音響・ケータリング・エンターテインメントなどの各種サービス提供者との連携を含め、さまざまな要素を統合し、実施プログラム全体を最適化することが求められます。

さらに、企業や参加者のニーズに応じて、宿泊やフライトを含む交通手段など、Meetingに付随する各種手配が必要となるケースも少なくありません。これらを含めた総合的なマネジメントを行うことで、プロジェクト全体の品質向上と成功につながります。

コロナ禍以前は、多くの企業でMeeting Plannerがこうした役割を担っていましたが、現在では、そのような専門知識や実務経験を持つ人材を社内で継続的に確保することが難しくなっています。そのため、自社のリソースだけで対応するのではなく、外部の専門知識や経験を活用しながら、より効率的かつ戦略的なマネジメント体制を構築する企業が増えています。

CMP保持者による戦略的Meeting Managementを表すイメージ

JTB USAが提供する戦略的Meeting Management

JTB USAは、1964年の創業以来、北米を中心に数多くのMeetingやEventを支援してきました。近年では、長年培ってきた経験を活かし、MeetingやEvent Managementに関する専門知識と実務経験を備えた信頼できる外部パートナーとして、企業の戦略的な運営体制の構築を支援しています。

グローバルネットワークによる調達力に加え、企業ごとの目的や課題を踏まえた戦略設計から、会場選定、運営管理、開催後の評価・改善まで、目的達成に向けた一連のプロセスをサポートしています。単にイベントを実施するのではなく、企業の目的達成やビジネス成果につながる価値ある機会の創出を重視しています。

こうした取り組みの品質と専門性を支えているのが、国際基準に基づく知識と実務能力を持つCMP(Certified Meeting Professional)保持者です。

なぜCMP保持者がMeetingの品質を支えるのか

CMPは、MeetingおよびEvent Managementに必要な実務経験、教育、専門知識を証明する国際的な認定資格です。

2025年に更新されたCMP International Standardsでは、Strategic Planning、Financial Management、Risk Management、Event Design、Technology Integration、Evaluation Processなど、Meeting運営に必要な12の専門領域が定義されています。

CMPの12専門領域

CMPの価値は、単なる知識量や資格保有にとどまりません。会場、ホテル、関係機関など、多様なステークホルダーと国際基準に基づいたフレームワークを共有し、共通言語で円滑なコミュニケーションと連携を実現できる点にあります。

さらに、目的、予算、会場条件、参加者体験、リスクなど、さまざまな要素を総合的に判断し、その状況に応じた最適な意思決定を行うことで、イベント全体の品質向上と成果の最大化につなげることができます。

Meetingの成功は、当日だけでは決まらない

参加者の期待が高まる中、リアルなビジネスイベントには、これまで以上に高い品質が求められています。

リアルイベントでは、空間演出(レイアウトやディスプレイ)をはじめ、ケータリング、参加者導線、VIP対応、プログラム進行、適切な人員配置、さらには各種テクノロジーの活用に至るまで、一つひとつの要素が参加者体験を大きく左右します。こうした体験は、参加者の満足度にとどまらず、企業やブランドに対する印象、その後の関係構築やエンゲージメントにも大きな影響を与えます。

もちろん、品質を決定づけるのは当日の運営だけではありません。開催場所の選定を含む事前の戦略設計、レジストレーション、主催者・関係機関との調整、リスクマネジメント、そして開催後の効果測定や評価・改善まで、一連のプロセスを一貫して設計・管理することが重要です。

一方で、参加者の期待と実際のイベントやミーティングの内容との間にギャップが生じると、期待した成果を十分に達成できないばかりでなく、企業やブランドに対する否定的な印象を与え、イベントの効果を損なうなど、逆効果となる可能性もあります。

Event Management principle expertise

JTB USAは、CMMの考え方とCMP保持者の専門性を活かし、主催者の目的達成と参加者にとって価値ある体験の創出を両立する、「成果につながるMeeting」の実現を支援しています。単にイベントを実施するのではなく、戦略設計から運営、評価・改善までを通じて、企業のビジネス成果につながる機会づくりを実現します。MeetingやEventの企画・運営における課題や、より戦略的な運営体制の構築についてご検討の際は、お気軽にご相談ください。

お問い合わせ・ご相談はこちら